クローン病ってなんだよ?
→新名の調べた限りでの知識と情報でこの病気についてここで書いていきます。

簡単に書いてしまうと、口から肛門までの消化器官のどこにでもできる難治性の潰瘍が引き起こす
腹痛・下痢をメインとする慢性的な病気です。
なぜ難病といわれているのかと言うと〔病気を完全に治す治療がわからない〕
良くなったり(緩解)、悪くなったり(再燃)を繰り返す〕、〔原因がわからない〕からです。
根本的な治療がないけれど、薬物療法・栄養療法で症状の進行を抑えることができます。
10代後半〜20代前半によく発症します。

病変がよくできるのは腸。
腸にも回腸やら盲腸、上行結腸、横行結腸といろいろあるんですが
ここでは専門的ではなくあくまでも分かりやすいがモットーなので、おおまかに〔腸〕とだけ記します。
遺伝すると言うのではなく、生まれつき体の免疫反応のような物が強く起こりやすく
必ず遺伝するというものではないみたいです。
免疫能の低下によって、年を取るにしたがって免疫能が変化して、病状が安定するということもあります。


●症 状
腹痛・下痢・発熱が主症状です。
この3つの主症状だけでなく、体重減少、痔ろう、腹部腫瘤なども特徴的な症状です。
合併症もあります。
(症状について少し詳しく記したものはこっちへ→クローン病の症状について)(食事について
また、〔IOIBDスコア〕というスコアの項目が使用されクローン病の活動度を評価するものもあります。


上記にも書いていますが原因が分かっていないので、現在は完治の方法がないのが現状です。
一度、発病すると病気との付き合いは長く続きます。(これがうっとおしい)
食事やストレスを上手にコントロールさえすれば、発病前の生活とそれほどかわりなく過ごせます。
悪循環なのは−−−
 病態の悪化 → 消化・吸収の障害 → 全身の栄養状態の低下 (最初に戻ってエンドレス)
この悪循環だけは避けたいです。


●診 断・検 査
問 診---普段の便の状態・排便回数・血便・下血の有無の確認など
血液検査---炎症の程度・栄養状態を知るため。〔血沈、CRPなど〕
生 検---内視鏡などで採取したものを顕微鏡下で診断。
レントゲン検査
注腸X線検査---病変がどこにあるのか、炎症の具合、穴が開いていないかなどの観察を目的。
           お尻からバリウムと空気を注入して大腸のレントゲン撮影をする
小腸X線検査---小腸のに病変がないか、腸がつまっていないか、穴が開いていないかを観察する目的。
           鼻から腸までチューブを挿入して、バリウムと空気を注入してレントゲン撮影をする
大腸内視鏡検査---大腸などの病変を観察する目的。
             お尻から内視鏡を腸まで入れて観察


●治 療 法

@薬物療法---
ステロイド、抗炎症剤、免疫抑制剤、抗生剤等を一般的に使用。
重症度によって薬の量や種類が変わってきます。主治医と、自分の症状と相談しながら薬は調節していきます。
一部の薬では男性の精子の数が減り、妊娠等に影響がある場合もあるとのことですが、そこは主治医と要相談。
女性では、妊娠・出産と気になることがあると思いますが、妊娠する確立は病気だからといって
気にすることはないようです。ただ、出産後の体調が一番心配ではあります。

A栄養療法---
むしろメインはこちらだと言っても過言はないようです。 
極端に病状が重い人を除けば、栄養療法をおこなっていれば症状が穏やかな(緩解期)を維持することができます。
治療方針でも第一に選択されてます。

基本は@+Aです。
それでも病状が思わしくない場合は、輸液(点滴等)、手術などの方法もあります。
しかし、手術療法については再発するケースが高いため、腸がつまってしまったり
穴が開いてしまった場合のみ最小限に抑えるというのが
基本的な考えになってきています。


●医 療 費
国と都道府県から医療費の補助があります。
クローン病と診断されるとこの医療費についてまず主治医や看護師から説明があります。
診断書 → 申請書 → 審査 → 承認・受給者証交付 となります。
申請手続きは保健所です

受給者証は1年間有効で、毎年更新手続きがあります。
また、重傷度によっても区分されているので医師の診断や検査も必要になる場合があります。
外来受診や薬剤費一部負担、入院費用などの補助があるので、大切です。
プライバシーは必ず守られます。




と、ここまで簡単ではありますが書いてきました。
なにかあれば随時更新します。



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